〇ミトコンドリアとストレス ~抗酸化物質DHMBAで活性酸素から身を守る~
〇ミトコンドリアとストレス~健康な毎日を守るためのヒント~
去る2025年6月22日(日)、JR東京駅徒歩5分の集合施設KITTEにて、渡邊オイスター研究所主催の勉強会に参加してきました。
渡邊オイスター研究所さんの勉強会は非常に専門的で、特に生化学・分子生物学の専門知識が必要とされる高度な講義です。
今回のテーマは”高濃度コルチゾールは「活力の低下」「疲労」を引き起こす”という内容で、自分なりにまとめてみました。
〇ストレス・活性酸素とミトコンドリア機能、そして疲労のメカニズム
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慢性的なストレスと活性酸素の蓄積
持続的な過剰ストレスは、視床下部-下垂体-副腎(HPA)系を活性化させ、結果として体内に過剰な活性酸素を蓄積させます。 -
活性酸素によるミトコンドリア損傷
この過剰な活性酸素は、細胞内のミトコンドリアに損傷を与え、ATP(エネルギー)の産生機能を著しく低下させます。 -
ストレスホルモンによる影響
さらにストレスは、活性酸素のみならず、コルチゾールなどのストレスホルモンを介してもミトコンドリアにダメージを与えます。 -
ミトコンドリア損傷がもたらす悪循環
ミトコンドリアが損傷を受けると以下のような機能障害が生じます:
- ATP合成の低下
- タンパク質合成の低下
- ミトコンドリアの分裂・増殖の障害
- 活性酸素のさらなる増加
これにより、特にエネルギー消費が激しい脳ではATP産生が低下し、「頭がぼーっとする」「集中できない」といった状態が現れます。
- ストレスと疲労の因果関係
ストレスは疲労の直接的な原因です。
すなわち、「疲労とはストレスが重なった結果として現れるパフォーマンスの低下状態」と定義できます。 -
免疫系の修復活動とエネルギー需要
活性酸素によって障害された細胞に対して、免疫細胞は免疫サイトカインという信号を出して、神経系・内分泌系に修復を促します。
しかしこのとき、修復に必要なエネルギー(ATP)が不足していると、修復が追いつかず、慢性的な疲労が続きます。 -
疲労回復の本質
疲労を回復するためには、活性酸素によって傷ついたタンパク質の「質」と「量」を正常に戻すことが重要です。 -
ATP不足が回復を妨げる
ATPが不足すると、タンパク質の合成と修復が十分に行われず、結果的に疲労が回復しにくくなります。 -
DHMBAによる対策
ATP産生を阻害する要因である「活性酸素」や「コルチゾール」の過剰状態は、抗酸化物質 DHMBA(3,4-ジヒドロキシフェニル乳酸)によって改善が期待されています。
渡邊オイスター研究所さん独自で開発した成分「DHMBA」は、活性酸素の除去能力が脳にまでおよび、脳内のミトコンドリアを保護する、という事は以前から分かっておりましたが、今回のテーマである「コルチゾール」による悪影響をも、DHMBAでの緩和が期待できる、という内容でした。
〇ストレスが抜けない方、お気軽にご相談ください
私たちの体は、ストレスや活性酸素の影響を受けて、ミトコンドリアによるエネルギー生産能力が低下すると、エネルギー不足や疲労感、さらにはさまざまな不調を招くことがあります。現代社会ではストレスが慢性化しやすいため、日々のセルフケアや健康管理がますます重要です。
もし「最近疲れが抜けない」「体調がすぐれない」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。体の内側からバランスを取り戻し、健やかな毎日をサポートできるよう、一緒に考えていきましょう。
気になる症状やご質問がありましたら、お気軽にらくだ漢方堂へご連絡くださいね。
あなたの健康をサポートするためのご提案ができれば幸いです。